赤い犬と、ルデの庭で
カタ・コリーが贈る、FF11話を中心とした、まったり日記。
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読書読書。
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えーと、いきなりFFの話を離れ日記をば。

読みました。となり町戦争。
読んだのは実は結構前なんだけど、コレについてはいつか感想書きたいなぁと思っていたので、書いてみます。。


コレはですね、正直にすごいと思いました。
リアルが無いんですね、まったく。 となり町と戦争だということになり、そしていつの間にか戦争は始まってしまう。
しかし、何も変わらない。主人公を取り巻く環境は変われど、彼は普段の生活の中に戦争の姿を見出すことができません。

それでも、広報は淡々と戦死者の数を挙げ、確実に戦争の影を落とす。

自分の戦争のイメージとはまったく結びつかない、「戦争」。
気持ち悪いくらいの「実感」の無さが、これ以上無いくらいのリアルとなって、読み手をぐいぐい惹きつけます。

肌で感じることのできない「戦争」、目に見えない実体は嫌悪感、恐怖、焦燥と言った感情となって主人公に降りかかるわけですが、それすらもどこか他人事で、違和感を覚えることしかできない主人公。
しかし彼は、最後にあるものを「失う」ことで自分なりに「戦争のリアル」を実感します。
「あぁ、これが戦争なんだ。」と。




きっとこれは、何でも「他人事」だといって片付けてしまう、僕ら若い世代への最大級の皮肉だと思うんです。

例えば、「イラクで戦争が起こった」「アメリカでテロが起こった」「総選挙があって小泉さんがまた首相になった」、これらはみんな事実ですが、これを単にニュースとして受け取る僕らは、これら事実を具体的にイメージすることができるでしょうか?
僕はきっと、絶対にできないと思うんです。だってその渦中に自分はいないんですから。

でも、これはきっと仕方ないんです。
自分が関わることができる事態ってのは、報道に足るニュースという枠組みから見たらきっとかなり少ないものだから。

問題なのは、先ほど僕は「渦中」という言葉を使いましたが、僕らが「関係している」と実感する「渦」の範囲が、かなり狭くなってしまっていることにあると思うんです。

(先ほどは、世界情勢などの大事を扱ったため、渦中という言葉を使った際、その中心は事実としましたが、普段の生活においては渦の中心はあくまで自分であるとお考え下さい。)

「まだ大丈夫」と意味の無い自信を持つ僕らは、例えば宿題とか、行事とか、約束とか、そういった類のものを、ギリギリの最後まで手をつけようとしません。
流石にマズイと、喪失に対する「危機感」を持つまで「ソレ」はずっと他人事なんです。
渦の中に入って来た物であっても、それが目に見えて危ないものであると判断するまで、僕らはそれに対して干渉しないんです。

(例えば、渦の中にカミソリが入ってきたとしても、遠くにあるうちは危険が無いからと、それに手を伸ばそうとしない、しかし身が切れる程に近づいてくると、危ないからといってそれを取り払う。このような、危機に対して事前に手を伸ばさないような行為を「渦」を狭める行為と呼び、僕が問題とする行為だとお考え下さい。)

それに対し、「喜び」と言った感情を考える時、それは「実感」とはまるで逆でむしろ「実感の無さ」の象徴になると思うんです。
それは、「浮き足立つ」とか「夢心地」とか「実感が沸かない」とか、僕らが「喜び」を形容する際に使う言葉を考えれば一目瞭然です。


つまり、「喪失」といった感情を伴ってしか僕らは「実感」を得ることができないんです。

そう考えると、「実感を得る」というのは果たして正しい行為なのかすらも、少し疑問に思えてきます。


「痛みを知って、人は大人になる。」
よくあるような言葉ですが、きっとこれは正しい。
痛みがある「実感」を伴ってこそ、人は現実を知り、成長していく。

それを放棄してしまった、大人になりきれない、「現実」を直視しない連中らが、いわゆる、「引き籠り」とか「ニート」、さらに極端に言うと「自殺志願者」等と呼ばれる存在の正体なんだと僕は思います。

彼らは自分を取り囲む「渦」に耐え切れず、そこから逃げ出してしまった、だから「自分の将来」さえも他人事で、「なんとかなる」と漠然とした感情を持ち、「危機」を感じようとしない。
渦の中に入ってきたものを確かめるどころか、その渦すらも取り払ってしまい、外界へのアンテナを無くしてしまうような人たち。


そういった「渦」を狭めるあるいは無くすような風潮こそが、「危機感の喪失」の原因であり、現代社会を悩ます病なのである。
だから作者はそれに対し、皮肉という形で警鐘を鳴らしている。

僕はこう考えました。








なんかすっごくまじめな文章になってしまった;;

読んでくれた方々、何か意見がありましたらコメントをいただけると嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で。



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この記事に対するコメント
初めまして 【水溜り】と申します

「となり町戦争」を読んでいないため
記事に対するコメントになってしまう事をお許しください

恐らくというか、確実に私も「若い世代」に入り
戦争等の「実感」が無いのですが

私なりに「実感」というものを考えてみた結論を書くと
その「実感」をはかるモノサシというか、定規みたいなモノが存在してないからだと考えました

私的表現だと、「自分の世界に、その空間が無い」といった感じです

無いからこそ、その事態の緊迫さ等が分からない はかる事が出来ない 伝わらない

もちろん、実際に戦争を体験している方々は、現代日本では少数になってしまっています

だけど、実体験を話す事により、息子や娘たちにリアルに伝わったと思うのです

ここで大事なのは「当事者意識」

当事者意識を持つ事で、実際に起こった事実
そのありのまま とまではいかなくても、かなりの部分まで理解できると思うのです

若い世代に欠けている部分に
この「当事者意識」ってのがあるのではないかと私は考えました

本読むにしても、ゲームをするにしても
この「当事者意識」を持って接していれば 何かそこから学ぶ事が出来るはず

学ぶ意識が薄れてきている
または、学ぶと言う事が学校で完結しちゃってる

私も含む「若い世代」の抱える問題
その根本に これがあると思いました

完全に一方通行ですみません(´Д⊂



ネットゲームに限ると、有る程度距離を置いた方が上手く付き合えると思いますがww
【2005/09/23 00:35】 URL | 【水溜り】 #qkfRzwiI [ 編集]

貴重な意見、どうもありがとうございます。

コメントをいただいてから、もう一度考えをまとめてみました。


「自分の世界に、その空間が無い」といった表現は、僕の言葉で言うところの「その渦中に自分がいない」あるいは「渦の外側」といった表現と似ています。
僕が言いたかったことも、そのような感じでしたし。

当事者意識というのは、自分が関わっているといった意識ですよね?
それならば、僕で言うところの「渦」、つまり自分が意識を始める範囲、という表現はそれによく似た意味を持つ言葉だと思います。


言い方は違えど僕らが実感に対して抱く考えというのはやはり根本的には同じようなことなのかもしれませんね。。


(ただ、僕は「実感」を図るものさしに「喪失感」「危機感」と言ったものを挙げているので、多少の違いはありますがw)


この問題に対してみんなが考えることが同じなら、きっとその悩みを分かち合えるし、相談できると思います。
話し合うことができるなら、きっと解決だってできる。(解決といっても、自身の捉え方次第ではありますが。)

そう考えると、暗かった自分の考えも少しは明るくなりましたっ。


いただいた意見を自分本位に解釈してしまったわけですが;;
貴重な意見、ありがとうございました^^
【2005/09/23 05:22】 URL | kata_colly #- [ 編集]

おひさーですw

なんかすっごくマジメなコメントの後に私が書くのもね…w ちょっと緊張w

その「渦」とやらを皆もってるのは事実だね…w
実際に私も渦の中に入ってくるものを決めたり、要らないものは投げ出してたりしてたかも。

でもこの渦の中に入ってるもの全部選んでたら心の狭い人間になってしまって、いわゆる世間が自分の思い通りにならないから、嫌になって閉じこもってしまう人、逃げ出したい人と居るでしょうに…

それって日本は多くありません? というのは、外国ではそんなヒキコモリなどニートだのそう聞きません…
日本市民は私から見たら皆同じ、似ている渦を持っていて、それ以外、似てない渦をいじめたり、遠ざけたりすると思うのです… それと渦の形を帰るのに怯えてるのです。
いじめなど、そういうのが原因でしょうし… 違う渦を認めない人が多いと思います。
極端ですが、個性さが無いと思います…w
皆雑誌でファッション見て、真似するじゃないですか?w それで皆同じに見えてしまうのですよ。
今年も日本に帰ったら、大阪あるいてる女の子達、皆同じに見えました…w そして浮いてるゴスロリの服を着た少女、など色々居ました。
ゴスロリは皆には現実逃避だと言われたりしてて、危険な存在に聞こえます。でもこれはただの趣味で、現実逃避ではないのに、 普通の人間なのに

「今日ゴスロリに電車の中で囲まれて恐かったーー」 

って 何が怖いのですか?って思いません?

私の学校にはいろんなカルチャーを持った人が混ざってて「常識」と言うのは皆違います。 だから違う常識を受け入れない、など考えてたら反対に自分が置いていかれてしまう立場になってしまいます。日本から転校してきた子でも孤独が理由で半年もしないうちに日本人が多い方の学校へ転校してしまいました。

そういう環境で生きてる私には違う見方もあると思うのですよねー、反対に私が日本の高校へ行ったら絶対いじめられそうな気がするしwww

なんか喋ってる内容全然違うかったら許して!w 日本語の文を見ても80%ぐらいしか理解できないので 難しい事は表現しにくいのです;w

えとーーーw
それと私のブログにあるグルメバトン回します!w
どんな味覚かな?w トラックバックしとくねーw
よろりん~w
【2005/09/25 20:26】 URL | Kelyu #- [ 編集]


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